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Amazon の環境への取り組み

オンラインショッピングは、従来の小売形態に比べて、環境に優しい性質が備わっています。たとえばオンラインショッピングを利用すると、ショッピングに行くための交通手段によって発生するCO2が削減されますし、販売用のスペースも必要ありません。


Amazonグループでは、環境への負荷を削減するために、さまざまな取り組みを行っています。

Amazonフラストレーション・フリー・パッケージ

Amazonフラストレーション・フリー・パッケージ (FFP:Frustration-Free Packaging) は、環境に配慮し、過剰な梱包資材を省いた簡単に開封できるパッケージのこと。お客様が梱包を開ける際に感じるイライラを軽減する ために、主要メーカーと共同で梱包改善に関する開発を行う長期的な取り組みです。FFPのパッケージでは、不要なプラスチックケースや取り外しが面倒なワイヤーなどをなくし、リサイクル可能な素材を使用しています。 日本では2009年11月から開始し、AmazonのプライベートブランドであるAmazonベーシックの対象商品、アイデス株式会社の三輪車や株式会社タカラトミーのおもちゃ、さらにトランセンドジャパン株式会社やサンワサプライ株式会社のメモ リカード、USBメモリ、BluetoothアダプタなどがFFP化されました。対象商品は毎年増加しており、全商品は「Amazon フラストレーション・フリー・パッケージ(FFP)」専用ページ(URL:mypayingcryptoads.com/ffp)において確認・購入いただけます。
Amazonフラストレーション・フリー・パッケージ


環境にやさしい資材

現在Amazon.comから発送されるほとんどの商品は、再生繊維を43%使用した段ボールの梱包で発送されます。これらの梱包は、使用後、他の紙製品の製造に100%リサイクル可能です。
テレビ、キッチン電化製品、その他の日用品など、大型商品を主に発送しているアメリカのフルフィルメントセンターでは、再生材料を50%使用した100%リサイクル可能な紙の梱包材料を導入しました。
商品保護用として使われる空気の入った緩衝材も100%リサイクル可能で有害物質は含まれていません。緩衝材はリサイクルに出すか、空気を抜き、家庭用ごみとして処分できます。

「梱包についてのご意見」

Amazonで注文した商品が、破損なくよい状態で届いたか、配送梱包の大きさは適当だったかなどについて、お客様がAmazonに報告できるプログラムです。2009年に始まって以来、3300万件以上のコメント、評価や写真が寄せられています。お客様からいただいたご意見は商品パッケージおよびAmazonの配送梱包の改善に用いられています。

梱包についてのご意見のページへ:http://mypayingcryptoads.com/packaging

カイゼン(改善)の取組み

Amazonグループでは、環境を考えるAmazon社員が集まり、全社レベルで環境保護や省エネのための取り組みを行っています。この活動は「カイゼン(改善)」と呼ばれ、さまざまな社員が各々のプロセスをくまなく見直し、無駄な点を明らかにし、より省エネとなる方法を考え出しています。カイゼンでは、各プロジェクトの効果の積 み重ね が力の源です。1件のプロジェクトではさほど大きなエネルギー節減につながらなくとも、こうした取り組みが全 世界で実行されることで、大きな成果が生まれています。

各地の例をご紹介しましょう。


千葉県市川市(日本)
市川にあるフルフィルメントセンターでは、複雑に配置されたコンベヤーシステムを使って、商品を棚から移動し、発送用の箱に積めてお客様に出荷しています。市川センターのカイゼンチームとメンテナンスチームは、センターの搬送システムを見直し、 シンプルながら効果的な改善案を考案しました。コンベヤーの電力削減のため、使用していないコンベヤーの電源は切るように手順を図式化したこの改善案によって、1年間で2万キロワット時を超える電力節減が達成されました。


岐阜県多治見市(日本)
2013年7月、岐阜県の多治見市にあるフルフィルメントセンターでは、環境に配慮した活動の一環として、敷地内の一部の草を約10頭のヤギが除草する「エコ除草」を開始しました。週に一度、トラックでFCに到着したヤギたちは敷地内に設置された木柵の中の草を食み始めると、草は瞬く間に短くなっていきます。これにより、芝刈り機の動力を節約できるだけでなく、刈った草を焼却処分する際に生じるCO2も削減します。
岐阜県多治見市フルフィルメントセンター


ケンタッキー州レキシントン(アメリカ)
ケンタッキー州レキシントン市のフルフィルメントセンターの社員は、施設内の商品保管エリアの作業内容を分析し、週末にはエリアのほとんどが使用されていないにもかか わらず照明が点灯したままであることに気づきました。さらに、チームが光レベルの測定を行い、このエリアの作業内容に対して照明の数が多すぎることが判明したのです。この結果、120を超える照明の電源を常時消灯に、さらに週末には34ヶ所の照明も消す措置がとられました。結果、このフルフィルメントセンターでは年間 に450,000キロワット時を上回る電力削減が実現しました。この節電量は、ケンタッキー州で33戸の家庭が1年間に消費する電力に値するものです。


カンザス州コフィービル(アメリカ)
カンザス州コフィービルのフルフィルメントセンターでは、梱包から発送までの作業にベルトコンベヤーを使用しています。これまで、ベルトコンベヤーは業務 時間中ずっと稼働していました。アース・カイゼンのチームは、ベルトコンベヤーにタイマーを設置することで、使用していない間は自動的に止まるようにしま した。この結果、ベルトコンベヤーのためにセンターが消費する電力はキロワット時にして30%削減されました。


ケンタッキー州ヘブロン、キャンベルスヴィル(アメリカ)
ペンシルベニア州アレンタウン(アメリカ)
Amazonの以前の業務手順では、大規模な自動化されたフルフィルメントセンターから小規模なフルフィルメントセンターに商品を移動する際、商品はパレット(荷台)1段だけの形 式でトラックに積み込んでいました。Amazonの小規模なフルフィルメントセンターでは荷降ろしに通常フォークリフトを使用していなかったため、2段にするとトラッ クから降ろせなかったのが理由です。アース・カイゼンのチームの分析に基づき、Amazonは小規模なフルフィルメントセンターでも2段パレットの配送を受けられるよ う、フォークリフトを購入しました。これで1回のトラック搬送につき2倍の量が運搬できるようになりました。1台のトラックで2倍の荷物を運ぶ ことが可能となり、走行距離にして合計110万マイル、燃料175,000ガロン以上の節約が実現しました。

アース・カイゼン

ケンタッキー州ヘブロン(アメリカ)
同じくケンタッキー州ヘブロンのフルフィルメントセンターでは、トラックの積み荷の効率的な積載方法を考えました。さまざまな実験を行った結果、トラックへの商品の積み方を変えるだけで20%以上の効率改善が実現し、その結果、毎年輸送費で300万ドル以上、燃料費30万ガロン以上の節減に成功しました。


ペンシルベニア州ブレイングスビルとハズルトン(アメリカ)
フルフィルメントセンターごとにパレット(荷台)はさまざまな方法で使われています。通常、新しく商品が入庫する時はパレットで到着し、お客様の注文もパレットに積んで出荷されます。ブレイングスビルのセンターでは、新しい入庫があるごとに何百というパレットを廃棄していましたが、近くのハズルトンのセンターでは毎週新しいパレットを購入していることがわかりました。そこで、余ったパレットを両サイトを行き来している空のトラックに積み込むプロセスを作り、その結果、多くのパレットが毎週2つのサイトを往復し、年間10万ドル以上の経費削減となりました。


ウェールズ・スウォンジ(イギリス)
Amazonは、2007年、ウェールズのスウォンジに新しいフルフィルメントセンターを開設しました。計画段階において、アース・カイゼンのチームが経営チームと協力し、センターの照明を最も効率的にする方法を決定しました。まず作業スペースに自然光がたっぷり入るよう、建物全体の天窓と窓の サイズ拡大を決定しました。次に、建物随所にモーションセンサーを設置し、必要なときだけ照明が点灯するようにしました。この結果、フルフィルメントセン ターでの消費電力は、当初の計画よりキロワット時にして毎月40%削減されました。


ミルトンケインズ、スコットランド・ガロック、ウェールズ・スウォンジ(イギリス)
Amazonでは世界中のベンダーから毎日新しく商品を在庫しています。通常これらは段ボールに入れて輸送されますが、一旦棚入れされたのち、段ボールはリサイクルされていました。2009年、カイゼンチームはベンダーと協力して、段ボールではなく再利用できるトートで商品を輸送することにし、双方にとってゴミと経費削減を成功しました。今では、イギリスのフルフィルメントセンターへの入庫の10%が余分な梱包なしに届くようになりました。


スコットランド・グレンロセス(イギリス)
スコットランド、グレンロセス市のフルフィルメントセンターのアース・カイゼンのチームは、施設の暖房/給湯システムを分析した結果、暖房システムが、必要でない 夏の期間も含めて常時ついていることをつきとめました。また、給湯システムから、必要でないときにも温水が供給されていることがわかりました。システ ムを一新し、必要なときのみガスと電気が使われるように改善しました。結果、1日のガス/電力使用量の90% を超えるエネルギー削減が実現しました。年間にすると、ガスでは数千立方メートル、電力では数千キロワット時に相当する節減です。


バートヘルスフェルト(ドイツ)
ドイツ、バートヘルスフェルト市のフルフィルメントセンターのアース・カイゼンのチームが業務を見直した結果、同施設の高層ラック/パレットエリアの照明が、朝一番に 社員が出社するずっと前から点灯していることがわかりました。チームは同施設の技師と協力し、誰かがこのエリアで実際に業務についている間に限り 2,400個の蛍光灯が点灯するプロセスを開発しました。この結果、同施設では年間に10,000キロワット時を上回る電力削減が実現されました。


オルレアン(フランス)
フランス、オルレアン市のフルフィルメントセンターの社員は、以前は、ダンボール材からプラスチックにいたる全種の廃棄物を1台の圧縮機で廃棄処分にしていました。 アース・カイゼンのチームはこのプロセスを見直し、廃棄物を種類別に別々の圧縮機にかけ、ダンボールとプラスチックはリサイクルできるようにしました。結 果、国内でリサイクル業者にダンボールとプラスチックを売却することで、廃棄処理コストの60%以上を回収しています。


広州(中国)
中国広州市のフルフィルメントセンターには、Joyo Amazonのお客様向けの商品が多くのメーカーや業者から納品されます。これらの商品をいったん倉庫に移したあと、これまでは梱包材を廃棄処分にしていました。梱包廃棄物の分別についての手順がアース・カイゼンのチームにより見直され、ダンボール製の箱と梱包材をリサイクルするよう改善しました。これにより、同施設では現在、年間40,000個を超える箱と8,000 kgを上回る量の梱包材がリサイクルされています。

ビル構造も環境に優しいデザインに

ワシントン州シアトル市にあるAmazon本社は環境に優しくエネルギー効率の高いビル群で構成されています。ビル内のインテリアには、地元の回収木材を用い、省エネ照明や堆肥化、リサイクル資材を使うことを特徴としています。また建物の外には公共スペースや緑地空間を設けています。これら6つのビルは、米グリーンビルディング協会から、持続可能な設計及び建設方法としてLEED (= Leadership in Energy and Environmental Design, 環境性能評価システム)ゴールド認定を受けました。

シアトル本社新社屋

また、ドイツのミュンヘンにあるAmazon.de本社は、ドイツ・サステイナブル・ビルディング評議会により、エネルギー効率の良いインテリアと地球に優しい建築資材の使用に対して、環境に配慮したオフィスとしてゴールド認定を受けています。

Amazonはこの他にも、世界各地の配送センターで、持続可能で環境に優しい建物となっています。たとえば2009年、インディアナ、ペンシルベニア、アリゾナにある4つのセンターはその業務インテリアに対してLEED認定を受けました。これらの建物は、リサイクル建材を用いて、自然光を取り入れた資源効率の高い配管設備、照明制御を実現しています。また、中国の北京にある配送センターでも、自然光を最大限に利用して、毎月数千キロワット時の節電を可能にしています。

Amazon.com のグリーン製品

Amazon.comは、全カテゴリーにわたるAmazonGreen( www.amazon.com/green)プログラムを開始しました。ここには、お客様がAmazon.comの中で最も環境にやさしいとして選んだ商品がリストアップされるとともに、Amazonで扱うグリーン商品を総合的にご覧いただけます。
Amazon.co.jpでは、季節ごとの省エネ商品を集めた「暑さ・節電対策ストア 」(http://mypayingcryptoads.com/b/?ie=UTF8;node=2147367051)で、省エネ家電から、CD、食品からペット用品にいたるまでさまざまな商品を通じた節電方法を提案しています。
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